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インタビュー|森田美勇人の“原点”とは。 新曲「Time」で表現する、ルーツと“ありのままの自分”

2024/10/06 20:00
Moemi
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PHOTO: Ki Yuu
絵画や写真、モデルなど多方面でその世界観を表現するアーティスト、森田美勇人。音楽活動の本格始動に際して、彼の原点を探るインタビューを敢行した。最新シングル「Time」に込めた想いとは?その独自の感性を紐解き、アーティストとしての芯に迫る。

音楽、絵、写真、アパレル…様々なジャンルを横断して作品を生み出す異色のアーティストがいる。それが森田美勇人だ。

一体その頭の中はどうなっているのだろう?絵を描くときと音楽を作るときで、脳の使い方が違うのかと尋ねると、「同じですね。分けて考えたことはないです」との答え。

正直とても驚いた。このマルチアーティストがどのようにして作品を生み出しているのか、その背景がますます気になってしまう。

10代の頃からボーイズグループのメンバーとして芸能活動を行ってきた森田美勇人は、2023年にグループを脱退し、自身の表現を突き詰めるためソロとして活動を開始。

音楽活動の本格始動を告げる一曲として、2024年8月28日に、待望のシングル「Time」をリリースしたばかりだ。

今回は、音楽アーティストとしての彼の“原点”を探るべくインタビューを敢行。森田美勇人というアーティストの芯に迫る。

音楽との出会い、きっかけは“家族”

森田美勇人
そもそも、森田が最初に音楽や歌、ダンスが好きになったきっかけは何だったのだろうか?それを尋ねたところ、“家族”という回答が返ってきた。

「僕には姉がいるんですけど、小さい頃に聴いていた音楽は姉の影響が大きいですね。家族で出かけるときは車の後ろの座席で、ウォークマンのイヤホンを一つずつ使って一緒に聴いていたのを覚えています」

「たまたまウォークマンに入っていたRIP SLYMEの『楽園ベイベー』を聴いたときはかなり衝撃的でした。小6だったんですけど『なにこれ、かっこいい!』と思って。幼いながらにラップを完コピした曲です」

姉と同様に、母親の影響も大きいという。

「いつも家では音楽がかかっていて。母親の趣味でEarth, Wind & FireやNorah Jones、Adele、たまにKISSなんかも流れているような家でした。母はキッチンで料理しながらいつも熱唱してたんですよね(笑)。」

「後から知ったことなんですけど、母親はディスコ世代で、ディスコミュージックのダンスがすごく上手かったんです。特に習っていたとかではなくて、遊びの中で身についたものみたいで。だから、誰かみたいになりたいというよりは、母親を見て真似して歌って踊っていたのが、僕の原点ですかね」

自分にとっての表現とは

森田美勇人
小さい頃は父親の影響でプロ野球選手に、そして小学校4年生頃からは母親の影響で音楽に関わる夢を持っていたと話す森田。

「少年時代は親の夢を意識して生きてきたようなふしがあって。でもあるときから、自分の夢を意識するようになったんです」

そんな中で出会ったのが、森田が“ロールモデル”と語る向井秀徳の音楽だ。

「芸能活動をやっていく中で、“自分にとっての表現ってなんだろう?”と考え始めたときに、ZAZEN BOYSの『KIMOCHI』という曲に出会ったんです。3、4年前くらいなんですけど、初めて聴いたときに、自分が目指しているものはこれだって直感的に感じたんですよ。生きてきた境遇も、ジャンルも違うかもしれないけど、こういうことをやりたいのかもしれない、と。それから楽曲はもちろん、向井さんの本も全部読んだんです。『三栖一明』とか、どれも自分にとってしっくり来るものが多くて。今まで誰かに憧れるということがほとんどなかったんですけど、向井さんは唯一、自分が憧れる姿ですね」

人間性から音楽まで一貫してありのままの自分で、その上で人に左右されない領域で活動し続けている姿が魅力的だ、と森田は話す。

「自分の表現が絶対的にあるというか。誰かと比べてどう、という次元にない。自分のやりたい表現を追求している感じ。僕もそういう形で表現ができるようになりたいと思っています」

自分のルーツ、東京で過ごしてきた感情を込めた新曲「Time」

森田美勇人
「今28歳なんですけど、今が一番、フレッシュな感覚なんです」

“自分の表現”を探し始めたばかりだという森田は、自分自身のことをこう語る。

「東京で生まれ育って、25、6ぐらいまではなんとなく親孝行ができればいいかなと漠然と思っていました。そんな中で、自分が好きな音楽ってなんだろう、表現したいことってなんだろうって探し始めていて。そうやって自分の内面を深堀りしたときに、まずは自分のルーツを歌にしてみようと思って作ったのがこの『Time』です」

東京で生まれて見てきた景色、過ごした感情を形にしたい。この気持ちをどうやったら音で表現できるのかと考え、新曲「Time」が生まれた。

デモはほぼ森田が作ったという。キーボードでコードとメロディーを、そして同時に歌詞も作り、それを共同プロデューサーのSPENSRと形にしていった。

「自分が思い描いているこの楽曲の時間帯、温度、季節。あとは東京で育ってきた自分の思いをSPENSRと話して。それで一緒に作り上げて完成させました」

「Time」のジャケットには、森田自身がフィルムで撮影した写真が使われている。この写真は森田が現在連載中のQJWebのコラム「QJカメラ部」の第1回目に掲載した写真だという。
timeTime ジャケット写真

「Time」のジャケットにこの写真を選んだ意図を訊くと、「連載があったからこそ曲ができたから」と教えてくれた。

「今までは、ありのままの自分のことを公に話す経験がなかったので、QJWebでの連載が初めて自分のことを話す機会だったんですよ。だから最初はすごくドキドキしました。初回のコラムは、言葉と写真で自己紹介をしようと思って書いたんです。その“自分のルーツを公に話す”ということを今回は音楽でも表現したという感じ。だから、あの写真が自分の名刺みたいな感覚なんですよね」

生の感覚にこだわること

森田美勇人
2024年5月に開催された森田美勇人 初の個展「SIKI」では、森田が日頃撮りためたフィルム写真と、日頃感じていることを描いた抽象画を一挙展示。そして個展期間中には、ソロとして初めてのミニライブも開催された。

そのミニライブで、一足先にこの「Time」がお披露目されていたことを知るファンも多いだろう。森田は楽曲制作の際、ライブを前提に曲を作っているという。

自分の音楽活動で最も大切にしていきたいことは何か、と尋ねると、森田はすぐにこう答えてくれた。

「生の感覚を取り入れることですね。バンドサウンドが大好きなので、必ず生感のある音を入れる。打ち込みでいろんなジャンルに挑戦してみたい気持ちもありますが、それが生で、ライブでやるイメージができるか、という感覚は大切にしていきたいです」

「ライブ中のパフォーマンスに関してもそう。元々聴いていたブラック・ミュージックの影響で、バンドサウンドの中でダンスを踊るという形を大切にしていきたいと思っていて。ただ、ダンスの表現はあくまでセッション的なものであって、振り付けをつけたパフォーマンスには今のところしたくないですね。バンドが生み出すグルーヴの中で自分が感じた感覚のまま踊るような、そういう表現として追求していきたいと思っています」

今後はアルバム制作、次のライブへの意欲も見せてくれた森田。そして、障がい者支援活動にもより力を入れていきたいと語る。

「障がい者の方のダンスやアートなどの表現が、すごく直感的で人間らしくて大好きなんです。障がい者、健常者っていうカテゴライズもあるんですが、もう一つ踏み込んだ、個性としてその表現を捉えられるように、自分でも何かできたらと考えています」

「僕の存在が、誰かのまだ知らない世界を知れるきっかけの一つになれば嬉しい」と語る森田。

「昔から僕を見てくれている人からすると意外に感じるかもしれないけど、僕自身は、自分の好奇心に素直になって、好きなものを追いかけていたらここにたどり着いたという感覚。たぶんこれからもいろんな世界を追いかけていくと思うので、僕を媒介にして新しい世界を知ってもらえたら嬉しいです」

絵画、写真、アパレル、モデル、ダンス、そして音楽。これほどまでに様々な媒体を通して、ひとりのアーティストの世界観を感じられるというのは、もしかしたらすごく貴重なことなのかもしれない。森田美勇人のフィルターを通して届けられる作品が、自分の知らない世界への扉となることを期待しながら、今後の彼の活躍を楽しみにしていよう。

【リリース情報】

time
▼森田美勇人 – Time
https://linkco.re/YVq96G82
Release:2024/08/28 (Wed)
Format:Digital / Streaming
作詞:森田美勇人
作曲:森田美勇人、SPENSR
編曲:森田美勇人、SPENSR

【個展情報】

・MYUTO MORITA EXHIBITION IN KYOTO at haku
開催期間:2024/10/24(木)-10/28(月)
会場:haku
〒600-8032 京都府京都市下京区中之町566
Tel:075-585-5959
https://www.haku-kyoto.com/

・MYUTO MORITA EXHIBITION IN FUKUOKA at TAG STA
開催期間:2024/10/31(木)-11/5(火)
会場:TAG STÅ
〒 810-0003 福岡県福岡市中央区春吉1-7-11スペースキューブ1F
Tel:092-724-7721
https://tagsta.in/

【ライブ出演情報】

SPOOKY PUMPKIN 2024 〜PURO ALL NIGHT HALLOWEEN PARTY〜
■日 時:2024年10月26日(土)
■開場/開演:21:30/22:00 (閉演:5:00)
■会 場:サンリオピューロランド
■出演者:水曜日のカンパネラ、☆Taku Takahashi (m-flo)、Novel Core、OWV、Aile The Shota、Bimi、DJ To-I(from DISH//)、佐野文哉(OWV)、森田美勇人、PAS TASTA、xiangyu、DJ ピエール中野、ピーナッツくん、どんぐりず、JUMADIBA、SKRYU、Campanella、lil soft tennis、MFS、 #KTちゃん、 Sound’s Deli、lyrical school、ゆっきゅん、なかねかな、キンタロー。、ねんねん、saʼToshl、 DJ Hello Kitty 、DJ クロミ・・・and more︕︕︕

■チケット: https://eplus.jp/spookypumpkin/

【アーティスト情報】

森田美勇人
▼森田美勇人
アーティスト/モデル
1995年10月31日生まれ
アーティストとして音楽やダンスでの表現の傍ら、絵や写真などの表現活動、多数のファッションブランドからのビジュアルモデルとしての起用など、活動の幅は多岐にわたる。
2021年11月に、自身の思想をカタチにするプロジェクト「FLATLAND」を設立し、本格的にソロでの活動を始動。
近年は「Ground Y」にて自身の撮り下ろし写真を使用したコレクションの発表や、newbalanceの新店舗オープンを記念して描き下ろしたアート作品の製作など、クリエイティブに富んだ活躍をみせている。

Instagram:https://www.instagram.com/myutomorita_official/
X(Twitter):https://x.com/MyutoMorita_jp
YouTube:https://www.youtube.com/@myutomorita_official

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